大好きな場所だから、わが家はいつでもキレイにしておきたい。とはいえ、お掃除は正直言って少々苦手…。そこで、大人気ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の家事指導も担当された家事研究家の高橋ゆきさんに、お掃除ストレスが軽くなる7つのルールを教えていただきました。
より短時間でお掃除を済ませるためにぜひためしていただきたいのが、最初にスマートフォンなどでお部屋の全景写真を撮っておくこと。写真だと全体を客観的に見ることができるので、キレイにすべき部分や不要なものがより明確に。お掃除の効率もぐんとアップします。
そして、お掃除が終わったら今度はキレイな状態を覚えておくためにカシャっともう1枚!
お掃除するときには、カーテンも窓もしっかり開けて換気をすることが基本の「き」。こもった空気を入れ替えるとともに、空気に流れができることでお部屋にたまったホコリが動き、落としやすくなるというメリットもあります。
また、ベッドルームでは朝起きたら窓を開けて、寝具に空気を通しておくことをお忘れなく。湿気を逃がして、カビやニオイを防ぎましょう。
使い終わって湿気を帯びたお掃除グッズは、しまい込んでしまうとカビやニオイのもとになるばかりか、取り出しにくいと出番が減ってしまいかねません。そこで、お部屋のさっととれる所に「見せる収納」をしておきたくなるような、インテリア性の高いものにチェンジしてみませんか。衛生面でもお掃除のモチベーションアップにも◎です。今お使いのものをマスキングテープなどでデコレーションするのもいいですね!
お掃除を始める前に、まずは散らかり放題のお部屋を片付けないと…。もしこの「下準備」が省略できれば、お掃除の時間はさらに短縮できますよね。片づいているお部屋の掃除のしやすさは言うまでもありません。
そのためにも、各お部屋の「モノの定位置」を家族でしっかりと決めて、出したら戻す、使ったら戻すことを徹底しましょう。「リモコンどこ行ったか知らない?」なんてモノが行方不明になるのも防げます。また、「新しいモノを買ったらひとつサヨナラをする」などのルールで、モノの全体量をキープする工夫も大切です。
時間が経つと落ちにくくなる油汚れなどが多いキッチンは、使い終えるたびにサッとお掃除をしておくのが理想的。たとえばガス(IH)コンロなどは調理後、余熱があるうちにひと拭きしておけば力を入れずにキレイになります。シンクも使い終わったらすぐに水滴を拭いておくと水アカがつきにくくなります。
窓のない場所はなかなか換気ができないものです。たとえば洗面所なら、棚も開けて空気を入れ替え、閉めっぱなしによる湿気ごもりを防ぎます。
また、洗顔に使ったタオルで洗面台、鏡などの水滴を拭き取っておくと水アカ防止になります。その日最後に洗面所に立った人が拭き取るルールを決めておくとよいですね。
バスルームやトイレは、ふだんから換気扇をこまめに回して湿気やニオイ対策を念入りに行いましょう。
汚れがこびりつきやすいトイレは、使ったら便器をさっとお掃除する習慣をつけましょう。「見せる収納」にぴったりの素敵なトイレブラシをセットしておきたいですね。そのブラシも汚れがついたままにせず、洗ったら日に当てることをお忘れなく。
毎日使う便座カバーやマット、スリッパもニオイの原因になります。洗い替えを用意しておき、こまめな洗濯を心がけましょう。
高橋さんが家事指導をされたドラマ『逃げ恥』こと『逃げるは恥だが役に立つ』でも話題になったのが、トイレ掃除などで活躍する「軍手ぞうきん」(ゴム手袋に軍手をかぶせる)。その他、これまでの記事でご紹介した「 ストッキングだんご」「マンゴーカットスポンジ」など、手づくりのアイデアお掃除グッズを使えばお掃除はもっともっと手軽&楽しくなります!