おうち時間が長くなり、バスタイムの質が重要な時代に。浴室リフォームにも変化が生まれています。


温かいお湯にゆっくりと浸かって深呼吸をしたり、のんびりと考え事をしたりする時間は、一日の疲れた心と身体を癒し、明日への活力を生んでくれる大切な時間です。

ニューノーマル時代での生活スタイルの変化に関する調査（※）によると、「おうち時間を快適にするためにリフォームしたい場所」の1位はリビング、2位が浴室でした。

どちらも古くなったからではなく、家で過ごす時間を快適にしたいという思いから選ばれた場所。リビングは家族が集う場をより快適にするために、浴室は日々のストレスや疲れを癒し、ひとりの時間を充実させるためにリフォームをしたい、そんな風に考える人が増えています。

おうち時間が増え、毎日をどんな風に過ごすのか、その内容と質が大切な時代です。浴室も便利に使うためだけではなく、どんな時間を過ごしたいのか、豊かで充実したバスタイムにするためのプランが必要な時代になっているのです。
（※家族時間の変化と住まいに関する調査/LIXIL調べ）

都会的な印象のオーダーメイドシステムバスの事例です。間接照明でタイルの石目が浮かび上がる静寂な空間。ひとり静かに、ゆったりとした時間が過ごせそうです（バンクチュール）


自分らしく、心からリラックスできるバスタイムにしたい、もっとスタイリッシュで洗練されたデザインの浴室空間にしたい、そんな風に感じているなら、オーダーメイドシステムバスを使って浴室リフォームをするアイデアがあります。

オーダーメイドシステムバスとは、高級リゾートホテルや住宅展示場などでよく使われている自由設計のシステムバスのこと。自由なサイズと形状で、壁、床、水栓、浴槽、金物などひとつひとつを選んでオーダーメイドで作りあげるので、デザイン性と実用性を兼ね備えたハイグレードな浴室リフォームができます。

オーダーメイドシステムバスのショールーム。自分だけの理想空間を追求して創りあげていく楽しみがあります（バンクチュール・ショールーム）


オーダーメイドには、理想の空間をひとつひとつ創りあげていく楽しみがあります。

例えば、お気に入りのホテルのようなラグジュアリーな空間にして、1日の終わりに贅沢なひと時を過ごす。普段はサッとシャワーを浴びて、休日にはアロマを炊いてゆったりとリラックスをする。広々とした浴槽で家族と一緒に過ごすコミュニケーションの場にする。そんな暮らしを叶えることができます。

浴室の居心地は、毎日の暮らしの質を大きく左右します。疲れが気になる、何となく気分が晴れないと感じた時も、非日常を感じさせるリゾートのような空間でゆったりとしたバスタイムを過ごせば、きっと心からリフレッシュすることができるでしょう。

自分らしく幸せなバスタイムを送ることができる浴室にリフォームをした事例をご紹介しましょう。

こちらの浴室リフォームは海外生活のご経験から生まれたものです。リフォーム前は、住まいの広さに対して、浴室の面積が少し小さい状況にありました。また洗面室もちょっと手狭な印象があります。

そこで、これまでのユニットバス＋洗面化粧室というそれぞれが独立した間取りではなく、くつろぎの時間を過ごす「バスルーム」として一体で計画、面積も大きく広げてゆとりある空間になっています。

のびのびとした空間構成、やわらかいカーブを描く壁面、こだわりの設備や内装で彩られたバスルームは、眠る前のひと時を、また目覚めのひと時を、幸せな時間に変えてくれることでしょう。

海外生活のご経験から生まれた、ひろびろとしたバスルームです。洗面化粧室との間のガラスの仕切りが、空間をより広く感じさせてくれます。（設計・施工：野村不動産パートナーズ）


バスルームのテーマカラーは清々しく明るい白色です。白は清潔感があり、水をキレイに見せる色ですから、こだわりの浴槽の中にたたえたお湯が白い空間の中で美しく映えます。

またひと口に白といっても、素材や色によって印象は異なります。それらを綿密にコーディネートすることで決して単調になることなく、変化に飛んだ空間に仕上がっています。

もちろん鏡や照明、浴槽、タイルにも徹底的にこだわって。奥にシャワーブース、手前にリラックスできる浴槽をレイアウトしたので、朝にはサッとシャワーを浴びたり、夜や休日にはお湯につかってゆったりとくつろいだり。その日の気分で快適なバスタイムを過ごせるように考えられています。

洗面室側のカーブを描く壁にはモザイクタイルでアクセントを。バスローブ用のフックが印象的。（設計・施工：野村不動産パートナーズ）


バスルーム入ってすぐ右手の壁は、やわらかいカーブを描く壁。壁面にカーブを付けることで、バスルームを広々とさせつつも、となりの部屋は狭く感じさせることなく。それぞれの使い勝手も上々です。

モザイクタイルで彩られた壁に、バスローブ用のフック3つが並んでいる光景はまるでリゾートのよう。こだわりの浴室リフォームで実現したラグジュアリーなバスルームです。

明るく広くなったキッチン。キッチンの壁にもモザイクタイルが使われています。収納力も抜群で、機能性とデザイン性を兼ね備えたキッチンです。（設計・施工：野村不動産パートナーズ）


こちらのお住まいではキッチンもリフォームしていますので、その様子も少しご紹介しましょう。元は壁に囲まれた閉鎖的なキッチンでしたが、間仕切り壁を取り払い、大きなカウンターを設置。明るくひろびろとしたキッチンに生まれ変わりました。

おうち時間が増えたことで、キッチンに求めるものも変化しています。キッチンで過ごす時間をもっと快適にしたい、複数で料理をしやすくしたい、そして家事をラクにしたいという声です。

こちらのプランは、シンクとコンロが平行にレイアウトされた2列型なので、夫婦や親子など複数での炊事がしやすく、またカウンターとダイニングテーブルとの距離が近いので、家族とのコミュニケーションが取りやすく、配膳や片付けもラクにこなせるようになっています。

キッチンのテーマカラーも白色です。壁面にはモザイクタイルが張られているなど、バスルームとのさりげないリンクコーデが楽しいキッチンです。


こだわりの水まわりリフォームは、毎日の暮らしを更に充実させてくれます。居心地よく、心からリラックスできるバスタイムが過ごせる空間づくりをしてみてくださいね。


※コラムの内容や掲載商品は執筆時の情報であり、予告なく変更される場合がございます。最新情報をご確認ください。実施する際は、お客様ご自身の責任において行っていただきますようお願い申し上げます。