50代を過ぎると、気になるのが老後の住まいのこと。そこで、シニアレジデンス「オウカス幕張ベイパーク」を住まいの専門家が自分ごととして本気で体験!取材レポートを2回にわたってお届けしています。前回は目からウロコ、驚きの共用エリアについての取材レポートをご紹介しました。今回は快適で居心地のいい住戸エリアをご紹介。気になる費用のことも聞いてきました。
健康増進型・賃貸シニアレジデンス「オウカス幕張ベイパーク」は、サ高住です。実はこれまでいくつかのサ高住を見てきたのですが、間取りはあまり満足のいくものではありませんでした。 収納が極端に少なかったり、キッチンが付いていない間取りがあったり。収納が無ければ物は部屋に溢れますし、キッチンが無いとちょっと部屋で何かを食べることも難しくなります。
かと言って広すぎても持て余してしまいます。高齢者の住まいに関する悩みで少なくないのが、家が広すぎて暮らしにくいというものですから、老後の住まいでは隅々まで手が行き届いた家にすることが、生活の質を高く維持するコツになります。
こちらは2LDKの住居で、各部屋に収納があり、その他に物入れもあります。この間取りなら夫婦2人でいい感じ。
自分自身にあてはめてみると、不要品を処分してちょっと断捨離をすれば、ちょうどよさそう。ミニマムでていねいな暮らしができそうです。
室内は品のいいインテリアでまとめられていて、居心地がよさそう。まずはキッチンをチェック。ちゃんと座って料理ができるよう、足がキャビネット下に入るようになっていました。
IHクッキングヒーター付きの本格的なシステムキッチンなので、手料理を作るのも問題なし。お菓子作りが趣味の人も、椅子に座ってのんびり楽しめそうです。
実は室内を見て、サ高住のイメージがまた変わりました。部屋を見て、私が最初に言った言葉が「これって普通におしゃれなマンションじゃない?」
そう、老後を暮らすのに便利なサービスがついた、安全性が高い素敵なマンション、まさにそれがオウカスなんですとの答えが返ってきました。
続けて室内をチェック。
バリアフリー仕様ですから、ドアは全て引き戸です。引き戸ならドアの開閉に身体をねじったり、移動させたりする必要が無いので、開閉がとてもスムーズ。しかも上吊りだから床にレールが無いので、掃除がラクなのもいいですね。
こちらの間取りはこのような個室がもう1つ。夫婦で暮らすなら、それぞれの個室が持つ暮らしもよさそうですね。
テーブルの上には、不意な体調異常など、何かあった時のためのペンダント式緊急コールボタンが。お風呂やトイレの壁面にも緊急コールボタンがありました。
他にも、人感センサーで一定時間以上、室内でセンサーが動きを感知しなかったり、水が一定時間内に一定量以上を超えて流れ続けたりするとアラームが鳴る仕組みになっているなど、24時間、入居者の安否を見守っていてくれます。
年を取ると、何かあった時にどうすればいいか判断に迷うことも増えますし、もしもの時にどうしようといった不安があります。24時間有人管理で、誰かにすぐに声を掛けられるというのは、大きな安心感がありますね。
お風呂、洗面、トイレなどの水まわりもしっかりバリアフリー仕様です。高齢者が暮らしやすい住まいにするには、段差を無くすこと、手すりを付けること、引き戸にすることなどの基本に加えて、そこでどう動くかを考えた間取りであることが大事です。
狭く小さく区切るのではなくて、広めのスペースの中にトイレと洗面を設けているので、これなら安心して移動ができます。
玄関には、ライティングデスクのように折りたためるタイプの椅子が壁に造り付けられているので、座ってゆっくりと靴が履けます。これはいいですね。
気になるのは費用の問題。入居金が高額な施設もありますが、出ていきたくなったらどうすればいいのか?そのあたりが気になっていました。
オウカス幕張ベイパークの場合、初期費用は基本的に家賃の3か月分の敷金だけ。これを聞いてひと安心しました。もし自分には合わないと感じたら、どうしようと思っていたからです。
月々かかる費用は、家賃がおよそ12万円~で、管理費は1人なら56,000円、2人なら66,000円。それにサービス料が1人なら57,000円、2人なら87,000円とのこと。
食事の費用は1日3食を毎日食べておよそ月額50,000円ですから、合計すると、1人なら月に30万円弱~、2人なら40万円弱~で食事付きで暮らせます。もちろんこれは選ぶ部屋の広さによっても異なりますが、先程の通り高額な入居一時金が不要であり、かつ分かりやすい料金体系なので安心感があります。
自由に暮らしながら、安心で楽しいサービスが受けられる健康増進型・賃貸シニアレジデンス。ここで暮したら楽しく健康的な毎日が送れそうだなと、老後の住まいの新しい選択肢として私の中で急上昇中です。
※掲載の完成予想概念イラストは現地周辺の航空写真(2017年7月撮影)に計画段階の図面を基に描き起こしたイラストを合成したもので、形状・色等は実際とは異なります。なお、外観形状の細部・設備機器等につきましては表現しておりません。植栽は竣工から初期の育成期間を経た状態のものを想定して描いており、竣工時は植物の育成を見込んで必要な間隔をとって植えております。建物の位置・形状・高さなどが、変更になる場合、または建物の建築が中止となる場合があります。
本取材は2020年7月に行ないました。
取材当日はスタッフ一同検温をした上、マスクの着用、手指の消毒、ソーシャルディスタンスを徹底して実施いたしました。