カードやスマホだけで決済できる電子マネー決済(スマホ決済)は、支払いの手間がかからないことから利用者が増えています。一方で、自分で管理をしていないとお金を使い過ぎてしまうかもしれません。だからこそ、スマートに活用して以下のようなメリットを受けたいですよね。
本コラムでは、電子マネー決済(スマホ決済)のメリット・デメリットについて解説したうえで貯金につながるお得な方法を紹介します。
現金払いから電子マネー決済(スマホ決済)に変える主なメリットは、以下の3つです。
現金で支払う場合は、お金のやり取りに何かと手間がかかって時間がかかりがちでした。例えば130円のペットボトル1本買うのに、小銭がなく一万円札しかなく困ったなどの経験はありませんか?電子マネー決済であれば無駄なお金のやり取りがなくなるので、支払いがスムーズに行えます。
現金払いの場合は、発行された領収書をもとに家計簿を付ける必要がありました。電子マネー決済(スマホ決済)は、スマホアプリなどから使ったお金の管理が可能です。アプリから、「いつ・どこで・なにを・いくらで買ったのか」がデータで残るため、後で確認ができます。
電子マネー決済(スマホ決済)のなかには、支出額に応じてポイントが貯まるサービスがあります。例えば5,000円の買い物をした際に1%の還元が受けられるサービスを利用した場合は、50円分のポイントが還元されるといった具合です。貯まったポイントは支払いにも利用できるため、現金で支払った場合と比較して節約につなげられるでしょう。
一方で電子マネー決済(スマホ決済)には、主に以下の2つのデメリットもあります。
電子マネー決済(スマホ決済)は、利用するお店が加盟店でなければ使えません。そのため加盟店が少ない決済方法はかえって不便になる可能性があります。また加盟店のトラブルにより、一時的に利用できないケースも考えられるため、少額の現金は持ち歩くようにしましょう。
電子マネー決済(スマホ決済)はお金を使っている感覚が薄れやすいため、使い過ぎの原因となりかねません。無駄な出費が増えていくと、節約どころか浪費が増えてしまいます。そのためお得に活用したい場合は、しっかりとした自己管理が重要です。
まず、電子マネーにはどのような種類があるのか、主な種類を見ていきましょう。
電子マネーの主な種類
系統 | 種類 |
---|---|
交通系 | ・Suica(スイカ) ・PASMO(パスモ) ・ICOCA(イコカ) ・はやかけん ・kitaca(キタカ) ・manaca(マナカ) |
流通系 | ・WAON(ワオン) ・nanaco(ナナコ) ・楽天Edy |
クレジットカード系 | ・iD ・QUICPay |
QRコード系 | ・PayPay |
次に、これら電子マネーを使った決済(スマホ決済)で、貯金につなげる方法を3つ紹介します。
自己管理を徹底するなら常に利用履歴を確認するようにしましょう。電子マネー決済(スマホ決済)は、利用履歴から支出の管理ができるため、利用履歴の確認を習慣にしておけば無駄な出費にも気づきやすくなります。現金で支払うよりも家計簿を付ける手間もかからずスムーズに支出管理が行うことが可能です。
電子マネー決済(スマホ決済)の支払方法は、大きく分けると「前払い(プリペイド式)」「後払い(ポストペイ式)」の2種類があります。
特徴 | 種類 | |
---|---|---|
前払い(プリペイド式) | チャージした金額を超えて使用できないため、使い過ぎの防止に有効 | モバイルSuica 楽天Edy モバイルWAON など |
後払い(ポストペイ式) | 後払いのため使い過ぎの原因になりやすい | iD(他の方法でも利用できる) QUICPay など |
使い過ぎが気になる人は、事前チャージが必要になるプリペイド式の電子マネーが向いています。
電子マネー決済(スマホ決済)のそれぞれのサービスごとに異なるポイント還元に注目してサービスを選べば、ポイントによる節約効果が期待できます。以下がサービスを選ぶポイントです。
ただしポイント還元を重視し過ぎるとポイントを貯めることが目的となりかねません。ポイントを獲得するために出費が増えることも考えられるため、注意しましょう。また、還元率が高くても加盟店の少ない場合は、使える機会が減り利便性が下がるため、注意が必要です。
電子マネー(スマホ決済)を利用して節約したい場合は、ポイント還元に着目する人が多いかもしれません。しかし利用履歴から支出を簡単に管理できることを利用して無駄な出費を抑えるほうが貯金につなげやすいでしょう。決済方法を変える機会にスマホの家計簿アプリなどを利用して家計簿を付け始めれば支出を把握しやすくなるため、おすすめです。
※掲載の情報は、2022年11月時点の情報です。