キッチンの汚れは水垢、手垢、油汚れ、茶渋、排水口のヌメリなどがあります。特に油汚れはガス台やレンジフードだけではなく、壁や床などキッチン全体に広がっています。お掃除、お手入れのコツをプロに聞いてみました。
換気扇は自分でやるのは大変なので、プロに任せるのもおすすめです。
料理後の余熱があるうちに油を拭き取る習慣を。IHクッキングヒーターのお手入れは、ラップを丸めて重曹ペースト(重曹3、水1)をつけ、くるくる回し磨きした後に水拭き。
水気をこまめに拭き取ることを習慣にしてみて。特に朝のお出かけ前と夜寝る前、旅行などで家を空ける前には必ず!
油汚れは重曹水(重曹1、水9)火気のない床はアロマエタノール水(80%に希釈したエタノールに好みのアロマオイルで香り付け)を使って拭き掃除。
古いストッキングを半分に折り、輪の方を結んでゆるい三つ編みを作り、先のほうを結べば「三つ編みストッキング」の完成!
住友スリーエム「スコッチ・ブライト ハイブリッド貼り合わせスポンジ」は、フッ素加工品も傷つけず洗えます。
フランスの国民的洗剤「ピエールダルジャン」は、天然の粘土が主原料。頑固な汚れを吸着して落とします。
シンクや蛇口など、輝くべきところが輝いているとキッチン全体がキレイに見えます。週に1度はお掃除しましょう。食器洗い洗剤とスポンジのやわらかい面でヘアラインに沿って、やさしく一方向に洗った後、水で洗い流し、カラ拭きして水気を取ります。絶対に硬い面や金タワシなどでゴシゴシしないで! シンクが傷ついて汚れがつきやすくなってしまいます。蛇口は水滴を拭き取ってから仕上げに「三つ編みストッキング」 で仕上げ磨きをすればピカピカになりますよ。
魚焼きグリル網や五徳など、頑固な油汚れをカンタンに落とせる方法を伝授しましょう。45リットルの厚手のポリ袋に45℃くらいの湯をはり、五徳や網をすべて入れます。小さなパーツはごみネットに入れるとバラバラにならず便利。大さじ6~7杯の重曹を入れて袋をしばり、15~20分つけ置きます。これで油分がゆるみますので、古くなった身体洗い用のナイロンタオルでこすり洗い。水で流して乾かしたら終了です。自分で落とせないほど頑固なガス台の汚れは一度プロに依頼してみて。
キッチンの臭いの元になるストレーナーは、ビニール手袋をしてストレーナー全体に泡タイプのキッチン用漂白洗剤をたっぷりかけ、下から2センチ水をためたレジ袋に入れ、しっかり口をしばってシェイク。そのまま10~15分つけ置きし、水で洗い流せばヌメリも汚れも取れます。まな板やごみ箱、台布巾、食器棚の臭いも要注意。まな板はプラスティック製なら重曹ペーストとスポンジ、木製なら粗塩とタワシでこすり洗い。ごみ箱はアロマエタノール水でぞうきんがけを。布巾は酢水(水9、酢1)に一晩つけてからすすいで天日干しを。食器棚は扉を数センチ開けて空気を循環させると臭いがこもりません。