暮らしのTIPSホテルライクな洗面所で
日常を豊かに過ごすNovember 7, 2023

控えめな色調のカラーパレット

洗面所は家事室として使うことも多く、どうしても生活感が出やすい場所です。今回はわが家の洗面所をホテルライクな空間に変える5つのアイデアをご紹介しましょう。

ホテルライクなインテリアとは、ホテルの客室のような上品で洗練されたスタイルのこと。ぜいたくで非日常を感じさせる空間は、美しく心豊かな暮らしを実現させてくれます。

ひとつめは色調の統一です。ホテルライクな空間づくりで大きなテーマとなるのが、上質で落ち着いた雰囲気であること。

洗面所は、洗剤やハンドソープのボトル、タオルなど色数が多くなりがちな場所。さまざまな色が混在した空間は、雑多で落ち着きのない印象になります。

洗剤類は同じデザインのボトルに詰め替え、タオルの色もワントーンで揃えて。洗面所内の色数をできるだけ減らし、色調を統一しましょう。

使う色は、ホワイト、ベージュ、ブラウン、グレー、グレージュ、ネイビー、ブラックなど、ニュートラルカラーやベーシックな色合いを中心に。鮮やかさを押さえた控えめな色調のカラーパレットでまとめると、優雅で落ち着いた雰囲気になります。

無機質な空間にグリーンを添える

ホテルライクな洗面所にする2つめは、植物や自然素材を取り入れて癒しを感じさせる空間にすることです。

洗面所は日常生活の中にあり、面積が限られているためどうしても機能優先、無機質な空間になりがちに。それに対し、ホテルの洗面所は非日常。いつもの生活から離れて、癒しや安らぎを感じられるようインテリアの工夫がされています。

そんな空間づくりに大いに役立つのが、植物や自然素材。小さな鉢植えや、木や籐など自然素材のアイテムを添えるだけで、温もりを感じさせる癒しの空間に変わります。

インテリアの構成という面でも、無機質な空間に生命力がある自然の要素を加えることでバランスが取れ、安定感のある心安らぐ洗面所に。自然の力は、朝起きた時、眠る前のひと時を、豊かに彩ってくれることでしょう。

高品質な素材にこだわる

ホテルライクな洗面所は日常から離れた高級感も魅力です。そこで3つめのポイントとなるのが小物選び。

高級ホテルやこだわりのホテルでは、真鍮、ガラス、石材、木材など選び抜かれた素材を使った小物をセレクトし、日常とはひと味違う豪華な雰囲気を作り出します。

洗面所では手軽な樹脂製品を使うことも多いのですが、ホテルライクを目指すのなら、小物の素材感やデザインに徹底的にこだわりましょう。詰め替え用ボトルなどにも高品質なものを選べば、高級ホテルのような格調高さが演出できます。

壁面にモザイクタイルを貼る

ホテルライクな洗面所にする4つめのアイデアは壁面のタイル貼りです。ビニールクロスでは少し味気ないと感じる時は、空いた壁面にモザイクタイルを貼るとデザイン性が一気にアップ。豊かな質感と深みが生まれます。

モザイクタイルとは小さなタイルを組み合わせて貼るもので、透明感のあるガラスモザイクや大理石製のマーブルモザイク、美しい発色のタイルモザイクなどがあります。艶やかなきらめきは壁面に多彩な色や模様を作り出しとても華やか。

タイルなので水や汚れ、傷に強く、美しさが長持ちするのもメリット。シール付きタイプもあり、慣れればDIYで貼ることも可能ですが、本物のタイルを美しく安全に貼るためには、専門業者に依頼することをおすすめします。

ミラーキャビネットを交換する

ホテルライクな洗面所にする5つめのアイデアは、ミラーキャビネットの交換です。

洗面所をおしゃれにしたいという要望の中でも多いのが、ミラーキャビネットを何とかしたいという声。機能優先の既製品のミラーキャビネットは、生活感があるデザインが少なくないからです。

そんな時はミラーキャビネットを、デザイン性の高い製品に交換するアイデアも。洗面台はそのままで、ミラーキャビネットだけの交換なら意外と手軽にできます。

現在、照明付きのミラーキャビネットが取り付けられているなら、多くの場合キャビネットを外すと裏側の壁にコンセントがあります。同じようなタイプのキャビネットへの交換なら、電気工事はそこに新しいコンセントを差し込むだけ。キャビネット本体を下地にしっかりと留めれば完成です。

他に照明器具を取り付けたい場合や、コンセントが無い場合は別途電気工事が必要になりますので、専門業者に依頼を。また重量のあるキャビネットを取り付ける場合も、安全のために専門業者に依頼をすることをおすすめします。

洗面所は家族全員が1日に何度も使う場所。優雅な時間が過ごせるホテルライクな空間づくりで、毎日を更に豊かに心地よく過ごしましょう。

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※掲載の情報は、2023年11月現在の情報です。